北海道縦断紀行'03−その6(第7日目)
層雲峡温泉〜三国峠〜糠平湖〜帯広〜愛国・幸福〜忠類

7/24(木)

6:00頃
地獄谷です。・層雲峡〜三国峠〜糠平湖
オドメーターは64367q。
層雲峡温泉リンクに朝が来る!天気に恵まれ、これでいいのかしらん?と不安になる程。(^_^;)
層雲峡温泉車内で朝食をとって、層雲峡温泉の看板の前で記念撮影。
少し降りたところにある地獄谷でも記念撮影。
岩が崩落してできた谷のように見える。
6:54、層雲峡温泉を後にする。



7:24
雲海が美しい三国峠+++

山間を走る国道273号線を南下。
三国峠リンクに到着。雲海が美しい!
昨年は扇ヶ原展望台で雲海を見た。
このあたりは盆地になっているのでしょうね。
7:41、出発。

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糠平湖へ。原生林を中、国道273号線を南下。
8:09 昨年は通り過ぎただけだった糠平湖に到着。
オドメーターは64432q。
一見、自然の湖に見えるけれど、
実は原生林を切り開いて作られたダム湖
そのためか付近には廃道やかつて鉄道がとおっていた跡が残っている。
廃道を探検してみよう。
糠平湖に到着 ヘビの抜け殻、発見! ユリの仲間。オレンジ色が美しい
廃道を登っていくとトンネルがあった。
中はひんやりとしている。
トンネルを抜けると・・・
廃道となった先には橋が・・
トンネルを抜けると橋がかかっている。
下を見ると糠平湖の一角。
下に誰もいないのを確認してかつクンと石投げ。
投げられた石は放物線を描いて、ひゅるひゅるひゅるひゅる〜〜と落ちていって、音も立てずに着水した。
橋の高さは結構ある。

目を上げると国道273号線が帯広に向かってのびている。
ふと、妙な感覚に襲われる。
時間が流れているのはその道路だけ。
今いる廃道とあたりの原生林は忘れられた時間の中にとどまっているような、、不思議な感覚。

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上士幌鉄道資料館廃道探検のためハイエースはとある施設の駐車場に止めておいた。
その施設とは上士幌鉄道資料館
見学してみると、このあたりは廃線好きな鉄ちゃん(鉄道マニア)にはたまらない地域のようである。

国鉄士幌線は帯広から上士幌町十勝三股駅の78.3q。
昭和14年11月に全線開通、鉄道が延びるにつれ奥地へと入植者が増えたという歴史ある山岳鉄道
昭和31年6月、糠平ダムの完成によって一部ルートが変更。
糠平湖が観光地として脚光を浴び乗客も増加。
しかし、国鉄の合理化によりいくつかの駅舎が無人駅となり、昭和53年末には糠平駅から十勝三股駅の間が全国初のバス代行輸送となる。
そして昭和63年3月、国鉄が分割民営化されるにあたり、その歴史を閉じた。
資料館の中
と、まぁ、簡単に士幌線のプロフィールを。(^^ゞ
で、一旦歴史を閉じ、この線路にあるアーチ橋梁群は解体される運命にありましたが、保存を願う人々の声で歴史文化遺産として残されることになりました。また第1回の北海道遺産にも選定されています。
自然に帰りつつあるアーチ橋は被写体にはもってこいです。
中でもタウシュベツ橋梁はダム湖の水位変動により秋から冬にかけて水没し、翌年1月頃からゆっくりとその姿を現し始めるその不思議さと優美な姿が人気である。

てなことを資料館の人に聞いて俄然、幻の橋タウシュベツ橋梁を見に行きたくなってしまった@noriであった。
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・幻の橋タウシュベツ橋梁リンク
林道を走るコンクリート製のアーチ橋梁群は糠平湖の周辺に点在する。
見に行こうとしているタウシュベツ橋梁は資料館とは反対側の岸辺にある。
対岸へ渡るため国道273号線を後戻り。エゾシカが2頭道路を横切る。
橋を越えたところで林道へはいる。
車一台がやっとの地道を走ること約30分、小さな看板が目につく。
林の中を行く 「タウシュベツ川橋梁」の看板

「タウシュベツ川橋梁」

クルマ数台が駐車できるスペースがあり、そこへハイエースを止める。
林の中を糠平湖へ向けて歩いてゆく。
以前は湖岸までクルマで入っていたのだろう。轍が残っている。
現在はクルマの通行は禁止されている。
倒木
歩くこと約5分、糠平湖が眼前に広がる。石ころだらけの湖岸。白い倒木がいくつもある。
そして幻の橋が姿を現す。


コンクリート橋の表面はざらざらに崩れている。何度も湖水と氷に削られたためか。
この季節、水位は増えつつある。秋になればこのあたりにまで水面が上がってくるのだろう。冬になれば湖は凍り、徐々に水位が下がりやがて幻の橋タウシュベツ橋梁はその全貌をあらわにする。
橋のたもとで クルマへ戻ります。クマに注意! タウシュベツ橋梁
タウシュベツ橋梁その後、さらに林道を奥に入り、山々をバックにタウシュベツ橋梁を眺めることができる場所まで走る。

が、注意を一つ!
ここはクマが出ます!大雪山系の一角ですのでご注意を!
10:33、国道へ向けて出発。
10:57、国道へ復帰!
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11:31





12:00





12:51
セブンイレブンだよ〜セブンイレブンにて麦茶等購入。
オドメーター64492q。
11:51、出発。

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道の駅「ぴあ21しほろ」に到着。
昼食代わりにじゃがバタやらトウモロコシやら。
12:27、出発。
道の駅「ぴあ21しほろ」 道の駅「おとふけ」

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道の駅「おとふけ」に到着。
みやげのワインなど物色。
昨年来たときは大雨の中だったなぁ。
13:09、出発。

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13:11 ガソリン給油。43リットル。オドメーター64524q。
13:14、出発。

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六花亭本店 帯広駅
十勝川を渡り帯広へ!13:20。
ベルのははの執念で「六花亭本店」へ。
いろいろおやつを買い込む。
13:40、出発。小雨が降り出す。
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帯広から国道236号線を南下。
目の端に「愛国駅」こっち、という小さな看板が止まる。
オーバースピードでその方向に進路変更。
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14:03
愛国駅の中は鉄道資料館・愛国から幸福へ
愛国駅に到着。
が、駅と言っても駅舎が残っているだけ。列車が来るわけではない。
オドメーターは64540q。
あたりは特に取り上げるようなものは何もない。
駅舎は鉄道資料館になっておりホームには蒸気機関車が停車しています。
記念撮影
あれは昭和50年代だったろうか?
旧国鉄広尾線の「愛国」と「幸福」駅はここで切符を買うと愛と幸福がやってくると大ブームになりました。
乗降客はそんなにないのに切符の売れ行きは10億円にものぼったとか。
もしかしたら『「愛国」から「幸福」行き』の切符を昔、購入したという40代、50代の人もいるかもしれませんね。ベルのははも持っていたそうです。ちなみに@noriは持ってませんでした。(^^ゞ
14:15、愛国駅を出発。

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14:34 幸福駅幸福駅に到着。オドメーターは64547q。
こちらは交通公園になっているようで、あたりは芝生や花壇で整えられています。
こちらには土産物屋もあり、活気があります。

駅舎には内にも外にも名刺やら写真やらが一面に貼られていて、まるで神社の一角のようである。
ホームには近郊用の車両が2両、置かれていました。
列車の中 下車するベル

ベルも列車に乗り込んでみました。
列車に乗るなんて、これが最初で最後でしょうね。(^.^)
記念撮影

中国人と思わしきカップルがベルを見つけて記念撮影をしていました。
15:10、出発。
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15:20






15:46
道の駅「なかさつない」道の駅「なかさつない」に到着。
オドメーター64561q。
ちゃくちゃくとスタンプラリーのスタンプは増えていくのであった。
15:26、出発。

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道の駅「さらべつ」
道の駅「さらべつ」に到着。
オドメーターは64579q。
15:54、出発。

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16:06 道の駅「忠類」到着。
道の駅「忠類」オドメーターは64590q。
本日の旅程はここまでの予定。
この先、進路上には道の駅はない。(と、この時は思っていた)
ナウマン象の骨格
ここには「ナウマン象記念館」がある。
ナウマン象の化石が発見されて忠類村は大騒動になったそうだ。
記念館ではその時の記録が残されています。
全身の骨格がそろっているのは珍しいらしいですね。
以前に見た長野県野尻湖近くのナウマン象博物館の化石も忠類で発掘された骨格だそうな。
ちょっと遊びました。(^^)
付近は広々とした公園になっている。
パターゴルフのコースもいくつかある。
小さなフィールドアスレチックもあって、遊べます。(^^)。

隣接の「ナウマン温泉ホテルアルコ236」で温泉に入る。
今日は時間も早いしゆっくりする。
ロビーでジュースを飲みながらテレビを見てくつろぐ。
豪華客船「飛鳥」が十勝港に入港ってなローカルなニュース。

ここは食事もできます!
レストランで夕食。
帯広って言えば「豚丼」。@noriは旅行にでると土地のものを食すようにしている。
ベルのははとかつクンはそうでもない。
食いたいものを食う。それもまた正解である。(^^)。

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20:00頃 コミックを読む@nori。だれだ?撮したのは?(^^ゞハイエースに戻り、ベルに食餌をさせて今日は早めに就寝である。
かつクンがもってきたコミックスを読んだり、デジカメデータをTHINKPAD600に移したり。
で、夜も更けて、車中泊。
今日もよく走りました。(^.^)
本日の走行距離:223km/北海道内走行累計:1456km/総走行距離:1668km
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LastUpdate:2003/12/21
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北海道縦断紀行_