北海道縦断紀行'03−その5(第6日目)
能取湖〜網走市内〜屈斜路湖〜硫黄山〜摩周湖〜美幌峠〜北見〜層雲峡温泉

7/23(水)

6:00頃
・能取湖から南へ!リンク
能取湖の向こうからのまぶしい朝陽で目が覚める!
今日もいい天気!

能取湖はオホーツク海とつながっている海水湖。
8月下旬から9月にかけてサンゴ草が湿地帯を紅く埋め尽くすそうな。
見てみたいものである。(^.^)
絶対起きないつもりのベルのはは クルマから降りてリラックスのベル うしろに国道238号線が走る
6:34 能取PAを出発。オドメーターは64058q。
走りながら朝食のおにぎりをほおばる。
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JR網走駅網走市に向けて走行。朝が早いためか、北海道だからかクルマは少ない。

網走市にも観光地は多い。

博物館「網走監獄」に行ってみたかったが、時間が早すぎて開いていない。ましてや開館まで待てる@noriではない。これも無計画のなせる技、、、くくく。
今日はいったいどこまで行くやら・・・。

国道238号線は網走付近で39号線と合流し、網走より先は244号線となる。この国道は斜里町のあたりから知床半島を切り落とすような感じで標津町へ出て、海沿いを風蓮湖のあたりまで南下している。

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7:05 広い駐車場!昼間は観光バスがたまるのかしら?市街地を抜けると国道244号線はオホーツク海沿いを走る。

するといかにも『ここで記念撮影してね』とでも言いたげな広い駐車場を発見。
記念撮影するも、オホーツク海は東側。見事な逆光写真、、、、(^^ゞ
7:07出発。オドメーターは64088q。


7:17
小清水原生花園にて+++

小清水原生花園の駐車場に到着。
記念撮影。

あちこちでクルマ旅のキャンピングカーに出会う。
やはりキャンピングカーは、、うらやましい。(^^)
7:24出発。オドメーターは64099q。

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7:30 去年と同じたたずまい。ホントのJRの駅でもあります。道の駅「葉菜野花」とうとう来てしまいました!
道の駅「葉菜野花(はなやか)」!!
昨年は小樽から富良野を経て、そのままへ向かい、釧路、根室、知床半島を巡って、ここ道の駅「葉菜野花」へ到着した。
今回は苫小牧から富良野を経て、旭川から西へ向かい、留萌からの果て宗谷岬を経由し、オホーツク海を南下、そしてココへやってきた!
これで北海道の東と北をとりあえず走破だ!うほほほほ〜い!(o^^o)
トイレ休憩。7:35出発。
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車内の様子ここからどこへ行こうか、、、
少し考えて、やはり屈斜路湖硫黄山摩周湖まで足をのばすことに。できればその先の釧路湿原が本命なのだがどうだろうか?昨年はにたたられたが、今日はすこぶるいい天気だ!

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じゃがいも畑が広がる。カルビーの契約畑のようだ。
屈斜路湖へ向けてクルマを走らせる。
左右はじゃがいも畑が広がる。
ときおり小さな看板が立っている。
小さな看板であるが「Calbee農場」と書いてある。
あのポテトチップスのカルビーの契約農場なのだ。
「へ〜、ここのじゃがいもがポテトチップになるのか〜」

+++屈斜路湖に近づいてきました。中央の山は硫黄山。
8:12 屈斜路湖のほど近く、給油する。
オドメーターは64140q。8:15出発。
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8:23
・屈斜路湖リンク「アイス、くれる?」
1年ぶりの屈斜路湖砂湯に到着!
空が青い!湖も!
去年と同じく、温泉卵を買う。300円。アイスも。

屈斜路湖は日本一大きなカルデラ湖
屈斜路カルデラは熊本県の阿蘇カルデラより大きいんですって。(@_@)
当然、日本一の規模。世界でも2位の大きなカルデラだそうです。
8:40硫黄山へ向けて出発。オドメーターは64149q。
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8:51
・硫黄山リンク
去年は凍えるように寒かった小雨の硫黄山
今年はいい天気に恵まれて、観光客もたくさん。
温泉卵売りのおじさんたちもいて活気がある。
硫黄山だ〜
その名の通りかつて「硫黄」の産出量、北海道一にもなった硫黄山。
時の流れと共に温泉地観光地として脚光を浴びる。
硫黄混じりの蒸気によりあたりに木々は生えず、アイヌの人たちが「裸の山」と呼んだのはうなずける。

立ち入り禁止のロープの張ってある場所まで登っていく。
ベルは裸足だからと、地面の温度を手のひらで測ると、ほんのりと温かい。微妙に震動しているように感じるのは気のせいだろうか?
蒸気の噴出口には卵がおかれていて、温泉卵をつくっているらしい。

ベルは結構人気者で卵売りのおばさんたちにかわいがられていた。(^^)
ベルのはははここでも卵を買っていました。

岩肌は崩れやすく、落石事故で命を落とす登山者もいるようです。是非、気を付けてください。
噴出口で温泉卵を作っている 「これより先、立ち入り禁止」 卵売りのおじさん、おばさんにかわいがられるベル
9:24 こんどは摩周湖へ向けて出発!
今日こそ「摩周ブルー」の湖面をこの目で見てやるぞ!
オドメーターは64159q。
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摩周湖もまたカルデラ湖である。
ゆえに山を越えねば見えない。しかも急な山である。つまり摩周湖への道は険しい。
S字カーブが続く厳しいのぼり坂である。で、登るにつれて「もや」がでてくる。
「う、やな予感」
そんな予感は当たるものである。やがて「もや」「霧」となる。(T_T)。

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9:48
・摩周湖リンク
左側を見下ろすと摩周湖があります。 今年も霧の中の摩周湖である。(^_^;) どんぐりピアスその他を物色するベルのはは
摩周湖第一展望台に到着。
ここはいつも混んでいる。バスやクルマでいっぱい。
雨こそ降っていないけど、

摩周湖は透明度世界一を誇る湖。
現在では30メートル程度と言われていますがそれでも世界一級の透明度
ここから出て行く川も、ここへ流れ込む川も無いのに湖面はいつも一定の水量を保っているそうです。
不思議ですね。
10:09 出発。オドメーターは64174q。

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10:21 道の駅「摩周温泉」道の駅「摩周温泉」に到着。
トイレ休憩。
とても小さな道の駅である。
しかし、裏手には生まれたての釧路川が流れている。
10:30 出発。

さて、ここからどこへ行こうか。
大いに迷う。

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・思案
釧路湿原までは1時間くらいだろうか。うろうろして1時間。戻ってくるのに1時間?
・・・よし!晴れ渡る釧路大湿原細岡展望台から眺めるのだ!大蛇行する釧路川を見るぞ!

一旦は243号線を美幌へ向けて走り出したクルマをUターンさせる。と、、、

なんということ、釧路湿原への道の彼方、その上空は真っ黒な雲に覆われているではないか!
「うそや、、、」
これまでの旅路でこれほどの衝撃はなかった。(ちょっとおおげさ。(^_^;))
釧路湿原はなのだろうか。あの雲を見る限り、良くて昨年と同じ程度の曇り空であろう。

しばし、動きを止めたハイエースの中で考える。そして、ふたたびUターンする。
その先の空は抜けるような青空!バックミラーに映る空とは対照的である。
また、いつか。
そう思いながらクルマは一路、美幌峠へ!

が、ここで実は大失敗をしていた。
もう一カ所、この付近にあった「900草原」に行こうと思っていたのだが、これをすっかり忘れていた。
釧路湿原のことで相当動揺していたのであろう。(^^ゞ
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美幌峠からぐるりと見渡してみました。パノラマです。

11:03
・美幌峠リンク
道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に到着!
屈斜路カルデラには4つの峠ある。ここはその一つ「美幌峠」である。
レストハウスから峠へとのびる道を歩いていくと屈斜路湖が眼前に広がる。
観光客で大にぎわい。なんといっても絶景である!
標高525メートル。屈斜路湖とその中島が眼前に横たわり、その視界の広がりは感動ものである。
道東に来たなら是非!ここへ来てぐるっとパノラマを楽しんでくださいな!
美空ひばりさんが歌った「美幌峠」の歌碑 記念撮影 屈斜路湖側とは反対側の風景。なだらかな丘陵の向こうに山々が。 屈斜路湖と中島が眼前に。
レストハウスであげいもやら熊笹ソフトやら購入。
そうそうベルの水が切れてしまったので水も購入。
11:48出発。オドメーターは64216q。
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寄り道観光はここまで。
ここからは計画していた北見から層雲峡への道を行く。
キツネ好きのベルのははのため「北きつね牧場」へもよる予定である。

国道243号線を美幌へ向けて北上する。
12:12
大渋滞の北見市街 熟睡中〜(うらやまし・・)
美幌のローソンでベルの水を購入。
12:17出発。オドメーターは64243q。

美幌から国道39号線を西へ。
北見市街へと向かうがこの道が混んでいること混んでいること。(T_T)
時間帯が悪いのか大渋滞である。
ベルのははとかつクンはかーっと眠っている。(*_*)
うらやましいったらありゃしない、、、。
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とはいうものの、市の中心を抜けると流れは良くなる。
また景気よく走れるようになるが、はっっと殺気を感じて左サイドミラーを見るとパトカーが。
あぶない、あぶない。
こっちはかつて天下に悪名を馳せた「泉」ナンバーだった。(今は「和泉」だけど)

パトカーはハイエースの後ろに着き、こちらの出方をはかっているようだ。(考え過ぎか?(^^ゞ)
やがて市街地を離れるとパトカーは左折して次の獲物を探しに行った。



13:30
北きつね牧場
水族館にて
この地域の動物たち
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・北見−北きつね牧場リンク
眠気とも戦いながら運転を続けていると、ようやく道の駅「おんねゆ温泉」に到着。
ここは広い!ささやかな水族館やちょっとした子供の遊び場もある。
ちょこっと休憩。

昼寝中小川を越えたところにある「北きつね牧場」に。
しかしこの牧場、おみやげ屋が経営しているらしい。

牧場と言っても細長い敷地を金網で囲んで放し飼いをしているだけである。
キツネたちはみな暑さでぐったりしていた。
見ていてあまり気持ちのいいものではない。
日陰を求めてひまわりの中で寝ていたり、土管の中で寝ていたり。

キツネを見るには動物園の方がまだ割り切れて良いような気がする。
が、これもキツネたちに元気がなかったからかもしれない。
もっと涼しい時期でキツネたちが走り回っているのを見るなら、楽しかったかもしれないのだが。

で、牧場を出て、近くの「山の水族館」へ。
淡水魚ばかり集めた水族館でアルビノのイトウもいた。
郷土館にもなっている。

とうもろこしやいももちやあげいもなど食す。
近くのローソンでおにぎりやらお茶やらを購入。
15:09 層雲峡に向けて出発。オドメーター64306q。




15:45
+++標高1050メートル。石北峠。

国道39号線を西へ。

石北峠で休憩。
道中は樹海の中をゆく道。
恐ろしく深い谷を越える橋もあり、ドキドキの景色。(^^ゞ
16:06出発。
オドメーターは64342q。



16:26
大函+++

・層雲峡−大函(おおばこ)リンク
峡谷。このずっと奥に『小函』がある。層雲峡は大函までやってきました〜。
北海道のほぼ真ん中です。
柱状節理の断崖絶壁が広がる峡谷です。
もう少し奥には「小函(こばこ)」と呼ばれるところがあり、さらに狭くさらに高く柱状節理がそびえる場所があります。紅葉の時期にはすばらしい景色でしょうね。
小函へはクルマでいけませんので、行きませんでした。(^_^;)

この時間帯になると観光客も引き上げてしまうのでしょうね。
自家用車組ばかりでした。
16:48出発。
オドメーターは64359q。



16:57
銀河トンネル。渋滞していた。+++

・層雲峡−流星の滝・銀河の滝リンク
大函から新大函トンネル、銀河トンネルを抜けて流星の滝銀河の滝へ。
日本の滝百選にも選ばれている滝である。

ここには観光バスがいて、観光客でにぎわっていた。
流星の滝も銀河の滝も相当な高さから落下している見事な滝である。
この二つの滝を見下ろすことができるのが「双瀑台」という場所。
流星の滝 不動岩。ずっとずっと上の方の大岩なんだけどね。 銀河の滝 双瀑台への道。降りているところ。
流星の滝 不動岩 銀河の滝 双瀑台への道
さて層雲峡へ。
次の目的地へ。
17:36 層雲峡温泉へ向けて出発。
オドメーターは64364q。
奥には錦糸の滝、小函などが。
このずっとずっと奥に小函がある
双瀑台への入口
双瀑台の入口
+++

17:41
・層雲峡温泉リンク
温泉街層雲峡温泉に到着。今日の旅程はここまでである。
どこにクルマを止めて寝ようかと思ったが、ここの温泉郷の駐車場に何台かキャンピングカーが止まっているのを見て、駐車場にて車中泊することに決定。
それほど季節はずれなのかクルマはガラガラである。
思っていたのとは違ってあか抜けた感じの温泉街である。

ラーメンを食べましたベルをクルマに待たせて、風呂の用意をした上で食事に。
ガイドブックにも載っていた「登山軒」にてラーメンを食す。

小さな温泉街で駐車場の対角まで歩くのにさほどかからない。
奥にはロープウェイがあって大雪山黒岳まで運んでくれる。

翌朝に乗ろうかなぁと思っていたが、毎度の事ながら出発が早く、またベルをおいていくことにもなるので結局、乗らずに出立した。行きたかったんだけどね。

ホテルの湯元「銀泉閣」で風呂に入らせてもらう。
よく考えれば「層雲峡黒岳の湯」という入浴施設があったのだからそちらを利用すれば良かった。失敗失敗。(^_^;)
しかし、ベルのはははこのホテルで「炭石けん」を購入。
高かったが良い買い物であったと言っている。(^^)

食事を終え、風呂からあがりベルのところに戻ってきたのは19:50。
ベルにも食餌をさせて、今日の活動はここまで!
お疲れ様でした。(^^ゞ。
オドメーターは64367q。
本日の走行距離:309km/北海道内走行累計:1233km/総走行距離:1445km
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LastUpdate:2003/09/14
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