北海道縦断紀行'03−その2(第3日目)
道の駅「樹海ロード日高」〜麓郷の森〜日の出公園ラベンダー園〜拓真館〜ほろしん温泉〜留萌「黄金岬」

7/20(日)

6:43
道の駅「樹海ロード日高」にて・車中泊
北海道での最初の朝を迎える。
近くの山にはもやがかかっている。
車内から外へ出ると寒い!そうだよな。今年は大阪でも涼しいくらいの夏だもの。

昨年のノアでの車中泊に比べると非常に快適に眠れた。ハイエースはえらい!(^o^)。なんと言っても室内長3メートルを超すクルマは数えるほどしかない。

道の駅のトイレで顔を洗って、歯磨きして、おにぎりほおばって、いざ出発
今日からが本格的な旅行なのだ!
オドメーターは63219km。日高国道は花人街道と名を変える。フラワーロードとも。北上。
6:58 道の駅「自然体験しむかっぷ」道の駅「自然体感しむかっぷ」に到着。
今年も道の駅のスタンプラリーに参加するのだ!

バイクの兄ちゃんたちがトイレ前でたむろしている。
ちょっとワイルド風で、、こ、恐いじゃないか、、(^_^;)

トイレもすませて富良野へ向けて出発。7:08
「ファーム富田」へもう一度行きたいとベルのははが言っていたのでとりあえずそこを目指そう!
と、思っていたが、「麓郷の森」→右の標識が目に入り、発作的に進路を変えてしまう。(^_^;)
道道544号線を東進!

8:04
・「北の国から」リンク
TVドラマ「北の国から」で主人公が作った家「拾って来た家」に到着。
富良野の市街地からは少し離れたところにある。オドメーターは63291km
「拾って来た家」の見取り図が示されています。
ベルも見ていますね。
この家は公開されていて、9時からと書いてあったが、到着後しばらくしたら受付を始めていた。観光客が増えてきたからであろう。観光客に人気のベル
ベルも観光客にかわいがってもらっていた。

さらに東進するとロケ地の「麓郷の森」「石の家」などがある。
8:30。「拾って来た家」を出発し、「石の家」に向かう
8:35 後ろの赤い屋根が五郎の「石の家」「石の家」到着。オドメーター63295km。
広い駐車場にハイエースを止めて、林の中のゆるやかな坂を上っていく。
木でできた簡単な展望台から「石の家」は見ることができる。
倉本聰さんの直筆メッセージが傍らにある。あげいもを食すベルのはは。
「おかあさん、くれる?」

腹がへったのでここでやきもろこしを食べる。
これがうまかった!
北海道で食べたトウモロコシのなかで一番うまかった!
朝もぎのものらしい。
干し草ロールの前で記念撮影
他に芋団子や男爵コロッケやじゃがバターやらあげ芋やら、、
みな、うまい。、、(しかし、見事にじゃがいもばっかだな、、(^^ゞ)

干し草ロールやらトラクターがおいてあって、みな記念撮影していました。(^o^)
われわれも干し草ロールの上に上りました。機械化農業を推し進めた初期のトラクターです。
ごわごわしていましたね。(^.^)
広い大地!東屋にはベルが座っています。
ベルのははもわかるかな?
←東屋の右手前に小さな売店があります。
そこで食べ物を買いました。
さらに右奥に広い駐車場があります。
観光バスが2台、3台と立て続けに到着し、あっという間に去っていく。(^^ゞ。
われわれも9:49に出発〜。
9:56 「麓郷の森」に到着。オドメーターは63299km。
駐車場がよくわからなくて、奥に止めてしまったので出るのに難儀してしまった。(>_<)。
混んでくると右奥の道路に路上駐車されるわ、
出口から入ろうとするクルマはあるわ、
バックで出ようにもどんどんクルマは入ってくるわで
もう大変!(>_<)奥の林の中の駐車場は影になっていていいのだけど、クルマが増えてくると身動きが取れなくなります。
ちょっと歩かないとダメだけど、手前に止めた方が帰るときにはよさそうです。
ハイエースはでかい車体の割りには小回りがきいて助かりました。
丸太小屋の中です〜。
ドラマの中では焼けてしまった最初の丸太小屋はここに移設されています。中には写真が飾ってあったりします。

売店もあってここが一番にぎやかでした。

10:14出発するもなかなか出られず。(>_<)。

10:47
・渋滞
どうにかこうにか国道237号線、花人街道へ戻ってくることができたものの、中富良野町に近づくにつれ大渋滞。
「またか、、」「クルマが動かないの・・・」
昨年もこのあたりで渋滞に巻き込まれてイライラしたことがあった。
土日はこの道は走らんぞと思ったものだった。
そう、これぞ「ファーム富田渋滞」だ!

「ファーム富田」への道は国道を外れると細い。そこへ何百台ものクルマが、観光バスが押し寄せる。渋滞にならないわけがない。それでも観光地として「ファーム富田」ははずせないのだ!

が、われわれははずした。(^^ゞ。
11:10 「ファーム富田」は規模も大きいし見所もたくさんある!が、渋滞には耐えられん。
ずいぶん辛抱したが右に見えている広域農道に逃れて、さらに北側にある「日の出公園ラベンダー園」を目指す。
広域農道から「ファーム富田」を過ごしたあたりで国道に復帰する。
あれほどの渋滞はどこへいったのかと思うほどにクルマの姿はない。
あってもびゅんびゅん飛ばしている。
この速度で走れたなら「麓郷の森」から「ファーム富田」まで30分あれば着いてしまうはずなのだが、、、。
丘の斜面を利用して
「なかふらの」の花文字
クルマの数は少ないが弾丸のように走ってくるので信号のない広域農道からはなかなか国道に入りづらい。
ハイエースは重くて加速に難ありだし(ガソリン車です。(^^ゞ)。
が、そこをなんとか踏ん張って国道に復帰!

中富良野町を抜けて上富良野町へ。
11:43
ローソンがあったのでベルの水その他を補給。11:56出発。
もうちょっとで「ラベンダー園」なんだけど・・・
「日の出公園ラベンダー園」に近づくにつれクルマが詰まってくる。
なんでこんなにクルマが多いのだ?
その理由は現地に到着してからわかるのであった。
かみふらの「らべんだーまつり!」
ちょうどエルコンドルパサを演奏していました。

12:25
「今日は暑いね〜」・日の出公園ラベンダー園リンク
「日の出公園ラベンダー園」ようやく到着!オドメーターは63335km。
今日は「かみふらのラベンダーまつり」が開催されているのだ!

とにかく今日は上天気
良く晴れてベルの被毛もあっという間に熱を持つ。(^_^;)
展望台のある丘の上まで歩いて上る。
色とりどりのが植えてあって美しい。

丘の上の展望台前の広場では結婚式が行われていて、新郎新婦が観光客たちから祝福を受けていました。(^o^)
「人がたくさん。にぎやかだね〜」 丘の展望台の影で休むベル ラベンダーラムネにラベンダーソフト。 かつクンは串焼きにまるまるウインナー
13:32出発!

昨年行った「トリックアート美術館」「かんのファーム」を右に見ながら花人街道を北上。
美瑛町に入る。
13:56 北海道で初めての給油。オドメーターは63349km。
燃費を計算すると9km/l近い。
おいおいホントかよ?ハイエースの10/15モードは7.6kmとなっていたのに。
エコランニングに努めたおかげだなぁ。(^.^)

「拓真館」への簡単な地図をいただく。14:01出発。

14:06
・四季彩の丘リンク
「四季彩の丘」に到着。オドメーターは63351km。
なんと読むのでしょう?「しきさいのおか」でいいのかしら?
観光バスも入ってくる比較的新しい観光スポットのようです。

植えられている花も美しいですけど、小高い丘から見渡せる十勝岳、美瑛岳なども良いですよ。14:38出発。
「四季彩の丘」に到着〜 何だっけ?この花の名前? これもなんていう花だったかな〜? 干し草ロールで作られた「ロールくん」です。

14:46
・拓真館リンク
「四季彩の丘」から10分も走るとフォトギャラリー「拓真館」がある。
ガイドブックにも載っている有名なところだが、なるほど有名にもなろう。
故前田真三さんの作品が飾られていて、それがみなすばらしい。
「拓真館」にて
被写体は富良野、美瑛の風景。
なんでこんな色が出せるの??日本離れした風景。だけどなぜか懐かしい。

で、この「拓真館」に来るまでの道がまたすばらしいのだ!
正確には「道」ではなくて「道から見える風景」がすばらしい。
誰が撮ったってりっぱな作品になりそうな田園風景が広がるのだ。
おおっ、と思うような撮影ポイントには小さな駐車スペースが設けられている。
@noriも何度、写真が撮りたいと思ったことか!
しかし、その場所にはことごとくクルマが止められており、あふれ出しており、これ以上は交通の邪魔状態。
いやいや既に交通の邪魔になっているクルマもあり、後続車もあり、とても撮影のためクルマを止めることはできない状態であった。
もしも行くことがあったなら、できるだけ朝早くに出立し、このポイントで風景を愛でるようにされたい。
残念なことに、ベルのははもかつクンも写真を撮ってくれなかったのである。

ギャラリーの中ではポストカードカレンダーも販売されています。
15:33出発。オドメーターは63354km。

道道から再び花人街道に戻り、旭川方面へ北上。

16:00
・休息
「ゼルブの丘」に到着。
疲れのためかかつクン熟睡。ベルのははも移動中は眠っていた。@noriも疲労を感じる。
小腹がすいたのでおにぎりを食す。しばし休憩

クルマから降りないまま出発。16:15。
16:47 道の駅「旭川」到着。3つ目の道の駅である。オドメーターは63388km。
ここでもしばし休憩
道の駅「旭川」です。
今後の動向を考える。どこで夕食をとるか。どこへ向かうか。どこで眠るか。
内陸北側の朱鞠内湖か、ホタルを見ることができる西の沼田町か。

うむ、かつクンにホタルの群舞を見せてやりたい、、、
温泉もあるらしいし、疲れを癒すこともできよう。
夕食は途中のコンビニで買うとして、、、しかし、コンビニがあるだろうか、、。一抹の不安。
しかし、ホタルを見るなら彼らが活動する20時頃には到着せねばならない。

よし、とりあえずはここから西の沼田町「ホタルの里」へ向かうぞ!17:40出発!
18:18 調子よく、道をかっ飛ばしていたがなんと言うこと、曲がるべき道を間違えていた。
この道は朱鞠内湖への道だ。いかんいかん。
およそ12kmを行き過ぎていた。
18:30 間違った分かれ道まで戻ってくる。パトカーが走っていると緊張するなぁ。
18:41 山中の道端をキツネが歩いているのに遭遇。

19:28
・ほろしん温泉−ホタルの里
沼田町営幌新温泉「白樺館」に到着。オドメーターは63468km。
ここも近づくにつれ渋滞。なんで〜??今日はこんなのばっか。
駐車場は満杯らしくてガードマンがあっちへはいれ、こっちへはいれと指示している。

少し手前にはオートキャンプ場「ホタルの里」がある。ここもクルマがいっぱい。
ここはペットは禁止だったはずである。禁止でなければここで宿泊してもと思っていたのだが、、
こんな草むらの裏側にホタルはくっついているんだよ
なんとか駐車することができて、ベルに留守番を頼んで、温泉に入る。一人500円。
非常ににぎわっている。施設の外には屋台が出ているほどだ。
で、のぼりに気がつく。「ホタル祭り」と書いてある。
また祭りかよ。混み合うはずである。

30分くらいで温泉から上がるとベルのははも同じくらいに上がってきていた。
ここには宿泊施設もあり、レストランもある。
ラストオーダーの時刻20:30ぎりぎりで夕食を注文する。レストランは21:00までである。

みなカレーライスを食して、ホタルの見物にいく。
着替えと風呂の道具をクルマに積み込んで、デジカメを持って、ベルにもう少し留守番ね、と頼んで。
ちょいと時間が遅くなってしまったが、見物客の流れにのって歩いていく。
真っ暗でなんにも見えない。見えるのは柵の頭の小さなダイオードの光だけ。
でっかいホタルのようである。
暗闇の中ぞろぞろぞろと奥へと歩いていく。
今日は「ホタル祭り」でした。
ホタルのいるところはすぐにわかる。歓声が上がるからだ。
もっとも目をよくこらすとあちこちにホタルが潜んでいるのがわかる。
草原の中、葉っぱの裏に静かにぽうわぁぁぁと光っている。
妖しく舞い上がる奴もある。フラッシュが光る。
潜んでいるホタルがみんな舞い上がれば「群舞」となるのだろうが、今日はそれほどは翔ばないようだ。
子供の頃、田舎で見たホタルの群舞を見せてやりたかったのだが、まぁ、よしとしよう。ホタルを見ることができて良かった。(^o^)
21:43 ベル、ようやくご飯にありつく。(^^ゞ
さて、これからどうしようかと思い悩む。
1時間あれば日本海側へ抜けられるか、、、と決断。留萌「黄金岬」へ向けて出発。21:59。
・留萌への道
思いついて、道端にクルマを止め、ヘッドライトを消す。
道の端を示す表示灯だけが明るく列をつくっている。
窓から顔を出して、空を見上げる。家族に勧める。

!!満天の星!

薄くガスがかかったような天の川まで見える!降るような星。
以前、見せてやりたかった星空を今回、見せてやることができて満足の@noriであった。
さてさて日本海への道は結構険しかった。
街灯がなく真っ暗。気持ち悪い。一人ではよう走らん。
山を一つ越えて国道233号線、留萌国道を西へとひた走る。
22:28 ようやく街に入ってきた。ローソンで朝食などを仕入れる。かつクンは熟睡である。22:45出発。
22:48 イオン系の24時間ストアがあった。薬局併設のスーパーのようだ。
ベルのははがバファリンをほしがっていたので探すが薬局の方は早くに店じまいしていた。
15センチ×8センチくらいの木箱に生ウニがいっぱい乗っていて1300円くらい。安い?22:56出発。
23:10 「黄金岬」到着。オドメーターは63505km。
本日の行程はここまで。23:30頃就寝。
本日の走行距離:286km/北海道内走行累計:371km/総走行距離:583km
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LastUpdate:2003/08/03
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