Bow-wow!ではなんだか失敗談を長々と紹介しているようなのだが、もうちょっと短くこまめに紹介していこうと思い立つ、今日この頃なのである。
ベルは段ボール箱に入れられて1998年7月17日の夜、我が家にやってきた。彼の当面の居場所は玄関。サークルで囲んで脱出できないようにしていた。
当然、その夜は切なくも哀しい声を上げて、寂しさを訴えていた。
「ええぃ、やかましいな。どついたろか!」
などとは犬を飼い始めたばかりの人間は思わない。
「ああ、きっと、おかあさんや兄弟が恋しくて、泣いてるんや。可哀想に」
そう思うものである。しかし、この推察はやや間違っている。
なぜなら彼はすでにペットショップにおいて1ヶ月は一人で寝ていたはずだからである。
ゆえに彼は環境がかわったことで心細くて啼いているのだ。
しかし、そんなことが分かったからといって泣き止むわけでもない。何とかしてやりたいと思うのが親心。で、見に行ってやりたいベルのはは。しかし、ここでおとうさんからストップがかかる。
「ええか、行ったらアカンで。行ったら夜、啼いたら来てくれるとベルは思う。そしたら夜泣きの癖が付く。癖が付いたら近所からうるさいって苦情が来る。苦情が来たら、、、ベルとお別れやで、、。せやから、絶対、行ったらアカン。ベルのためやで、、」
ベルの鳴き声を聞きながら、父も母も布団の中でまくらを噛みしめながら泣くのであった。(大袈裟。(^^;))
幸い、夜泣きは1週間も続かなかった。三日ほどであきらめたんじゃなかったかな。その点、賢い子でした。(^^;)。
でも、ブリーダーからもらわれてきた子はもっと泣き続けるかもしれない。それこそ母恋し、兄弟恋し、夜半の月、である。そうなるともう少し、人の側に忍耐が必要になるかもしれない。がんばってくださいね。
もしかすると、そんなことはないと思うが、、、
「ええぃ、やかましい。どついたろか!」と、ほんとに叩く人もあるかもしれない。で、叩けば夜泣きはなくなるかもしれない。しかし、これでは何となく哀しいですよね。
寂しいって啼いてて、おとうさんが来てくれたって喜んだら、叩かれるんですもの。
でも永久に泣き続けることはありません。仔犬も啼き疲れて寝てしまいます。夜泣きで人を呼んでいても、行ってやりたいと思っても、そこが我慢のしどころだ、、、。
バニに限らず、もし、仔犬を飼うことになって、夜泣きをしても、心を鬼にして行かぬように、と大概のしつけの本には書いてある。
ほんまかな?ほんまに夜泣きの癖が付くのかな?と天の邪鬼な@noriは考えつつも、その通りにやってきました。納得のいく考え方だしね。でも、夜泣きをしても迷惑のかからないところなら行ってやってもいいかな?とも思ったり、、(^^;)。いやいや、やはりやめときましょう。ね。
2001/1/17
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