Bow-wow!No.17_使命−Please touch me!


2008年5月6日、ベルは10歳になりました。(^.^)/

10歳といえば大型犬ではりっぱな老犬。いやいや、ネット上でまことしやかに伝えられている『スイスの諺』によれば「神様からの贈り物」の領域。
贈り物ならば大切にせねばならぬ。それも神様から、となると感謝をもってである。



ベルと@noriには神様からの使命があった。(ウソ。(^^ゞ)
犬は人間のともだちであることを子供たちに伝えることである。そうすれば犬はいろんなところに行くことができるようになる。つまりはこうである。

犬と触れ合った経験を持つ子供たちが成長し、おとなになった暁には犬は恐怖の対象ではなく、人間を癒す、なくてはならぬ生き物となる。そうなれば、社会的な変革も必要になるであろうが、数十年後にはバーニーズを列車に乗せて旅行にいける時代が来るかもしれない・・・・。(^.^)
(途中、ばっさりはしょったけど遠大な計画。(^^ゞ。犬飼いのみなさん、ご参加を)



そのためには犬と子供が触れ合う機会を逃してはいけない!しかし、犬が子供を脅かすようなことがあってはならない。たとえそれが子供の側に責任があるとしても。む。小さい子は犬にどんなことをするだろうか?

彼らは頭をなでるかもしれない。体をたたくかもしれない。耳をひっぱるかもしれない。しっぽを握るかもしれない。ならば備えておかねば。

というわけで、ちびベルは毎日、耳のさきっちょをいじられ、しっぽをさわられ、ボディをたんたんとたたかれながら成長した。(誉めながらね。痛くはないようにだよ)

やがてベルは触られることが仕事であることを認識する。(^^ゞ
自分に向けて「かわいい」とか、言ってくれる人に寄って行くようになった。「ほれ、触ってもええで」。ただし、女性に対して、が多い気がする。(>_<)。
触られている間、彼はじっとしている。尻尾もふらず、愛想がないのがちょっと残念だが、彼は仕事をしているつもり。触っている人が立ち去ろうとすると振り向いて一瞥してから自分も動き出す。そしたら飼い主にまた誉めてもらえる。(^・^)。「偉かったね」

まだ話すこともできない小さい子が「あー」とか言いながらベルを指さす。小さい子のときは倒してしまってはいけないのでしゃがんでベルをかかえながら「触る?恐くない?」と子供と親とを見ながら尋ねる。触るようならベルのあごのあたりをさわりながら「おのど、なでなでしてあげてねー」とポイントを教える。
元気な子は顔を叩いたりするが、ベルは目をしばしばさせながら耐える。あんまりしつこいと効果的に逆襲する。手や顔をべろりとなめるのだ。(^^ゞ。「大丈夫?わんちゃん、痛い痛いって」って言っておけばだいたい問題はない。叩いた子が悪いんだもの親も何にもいえない。たいがいあわてて「ごめんね」と言ってくれる。

こんにちわ、赤ちゃん!こんにちわ!Please touch me!

+++

犬の触り方は、やはり犬を飼っている者が教えてあげるしかない。子供は最初から犬の目線の高さだが、大人は違う。犬を飼っている人でもいきなり頭をなでてくる人は結構いる。

犬は頭をなでてはいけない。
いや、いけないことはないのだが、初めて会う犬にはしてはいけない。自分がびっくりすることになる。
『お、バーニーズだ!』タッタッタッとやってきて、ぱっと手を出して頭をなでようとする。どうなる?吠えられなかったら運がいい。犬がビクッと身構えるのは避けられない。それを見て「おおっ。びっくりした、、」となる。
犬を飼っている人ならわかることだが、飼ったことのない人には想像もつかない反応。で『犬は恐い』になる。

知らない人が近づくだけで犬は緊張する。接近速度が早ければ緊張度は高まる。で、いきなり手が現れると、避けたくなるのが人情ではなかろうか。想像してみれば簡単なことではあるのだが、、、。

では、たぶん大丈夫な犬の触り方をば。@noriの方法です。あ、ここらあたりは犬飼いのみなさんはすっとばしましょう。(^^ゞ。
ゆっくり近づきましょう。もし犬が「う〜」なんてうなってたら恐がってますので触らないように。それでも触りたい人は犬のご機嫌を伺いましょう。(^^ゞ
犬の正面ではなく斜めにいましょう。犬は正面に見えない部分があります。できれば犬と同じ方向を向くようにしてしゃがみましょう。目線の高さが同じだと犬が安心します。目は無理にあわせる必要はありません。仲良くなってからあわせましょう。
手の甲を鼻先にゆっくり持っていきましょう。においを嗅いでもらって安心させます。
犬が「う〜」とかビクビク警戒していたら、触っちゃだめ。
リラックスしているようなら喉のあたりをなでてみましょう。

書くとちょっと手間のような感じもしますが、ゆっくり近づいてしゃがんで手を出すだけですからそんな大変なことではありません。人間でも初対面の人とはそれなりの挨拶をしますよね、同じことです。

同じようにしてベルに挨拶してくれた人がいますので、犬飼いは経験でこれがベストな方法だと知っているんでしょうね。



いろんな人に触ってもらえるようにと、、ベルを育ててきました。人の手は優しいものだとベルが感じるように育ててきました。以前に飼っていた「ゆき」は手を振り上げて叩くふりをすると怯えて肩をすくめて目を閉じていましたが、ベルは無反応です。寸止めだけど、手を振り下ろしても瞬きもしません。飼い主は痛いことをしないと信用しているのでしょう。これが飼い主以外の知らない人ならベルはどうするのかしら?非常に興味があります。

で、実家に帰ったときたまたま来ていた弟に実演して見せて、同じようにやってみてくれ。もしかしたら手首砕かれるかもしれんけど、、、ってお願いしたら、やってくれませんでした。(^^ゞ



書き始めたら、当初思っていたのと違うことを書いてしまった。(^^ゞ。で、タイトルも変更。
また別の機会に。


Last updated: 2008/11/03
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