仔犬の頃－飛びつき禁止！

Bow-wow！No.１３_仔犬の頃－飛びつき禁止！

ベル
「おとうさんが帰ってきた！おかあさんも帰ってきた！かつクンも！！うれしいーーー」
ぴょん！ばしっ！（強力な前脚が胸にヒットした音）
おとうさん
「げっ、、・・・・・」（息が詰まってます。(^^;)）

いつか、紹介しようと思いつつ、写真が撮れないベルの「喜びの舞」。
家族の帰宅に大喜びで、その場でジャンプする。門に入るやいなやうれしさのあまり飛びついてくる。で、あちらこちらに飛びつかれて痛い目をすることになる。それでもその被害が家族だけなら我慢もできよう。しかし、一度、ご近所の90代のおばあさんに飛びついた。(>_<)。

（￣□￣；）！！ひぇぇぇぇぇぇーーーっ！
近くにいたかつクンがベルを引き離したので、幸いにもおばあさんには怪我はなかった。で、ベルは他人には猛犬であるが、このおばあさんには吠えない。(^^;)。それはともかく、このまま放置しておくと、いつか死人がでる、、、。

かくして「飛びつき」禁止令が発令されたのだ！

最初は首根っこ捕まえてねじ伏せていた。しかし、うれしさには勝てないらしく、飛びつきはおさまらない。「こらっ！」と怒鳴るとぺたんとフセをしてみせる。で、次の瞬間にはもう飛びついてくる。(T_T)。

犬は飛びつく。恐らくどんな犬でも飛びつく。なぜだ？
ベルにしてみれば、「飛びつき」は好意の表われ。「喜び」の表現。それを首根っこ捕まえて叱りつけるのは、、、、うーむ、なんとなくかわいそうかな？しかし、だからといって飛びつきを許していたら我が家はこの町を追われることになるだろう。なんとしてでもやめさせなければ。

しつけの本にはいろんなことが書いてあります。
１．飛びつく瞬間に座れと命じる。で、ほめる。
２．飛びついてきたら後脚を踏む。
３．飛びついてきたら背中を向けて犬が降りるようにする。降りたらほめる。

いろいろやりましたねー。(^^;)
要はベルが、飛びついたらいけないということを理解してくれたらいいんです。
で、我が家は帰ってきたとき、ベルが飛びついてくると、また門の外に出るという行動にでました。そして、ハウスとか座れを命じます。命令に従うと家族が家に入ってきます。で、また飛びつくと、また門の外へ。

この方法は家族にものすごく不評でした。面倒くさいから。(^^ゞ
しかし、これは効果がありました。あったように思います。
ベルにしてみれば、こんなところでしょうか。
家族が帰ってきた！うれしい！で、飛びつく。すると家族が出て行っちゃう。なんで出ていくのー？。座れと命令される。しぶしぶ命令を聞いて座る。すると家族がまた帰ってくる！うれしいー！で、飛びつく！あっ、おとうさんもおかあさんもまた出て行っちゃう、、。帰ってきてよー。座れと命令される。うーん、でもさっき座ったら帰ってきてくれたものなー。で、座る。あ、やっぱり帰ってきた！わーい、、まてよ？また、飛びついたらおとうさんもおかあさんもまた出て行っちゃうかも、、がまんして座ってよう。わー、ほめられちゃったー！飛びつかないようにしようっと！

飛びつく前に命令をかけたり、ねじ伏せることも行ないつつ、家族はベルの飛びつきをなくすため門から出たり入ったり。(^^;)。

かくしてベルは飛びつかないようになりました。V（＾0＾）

帰ってくると門の内側でジャンプして歓迎の「喜びの舞」を披露してくれます。で、家族がなかなか門の中に入ってこないと、もじもじしながら、鼻を鳴らしながら、フセたり座ったり、廊下に走り込んだりして家人が家の中に入ってくるのを待っています。(^^)

で、家族の者が入ってくると手に持っているカバンやスーパーの袋を奪い取るようにくわえて部屋の中へ運んでくれます。それから身体をすりよせてきて手や顔をペロペロ舐めてごあいさつします。飛びつくことはありません。(^^)

しかし、、、、「ぴょん」を教えだしてから、家族の者の統一が乱れてきました。;^_^A

飛びつかないようにしつけられてから、数ヶ月。新しい芸として、命じたときに、立ち上がって胸に前脚をつける「ぴょん」を教えました。しかし、しかし、、、、「ぴょん」をマスターしてからさらに数ヶ月。家族が喜ぶからなんでしょうね、命じなくても飛びつくようになってしまいました。そうなると単なる「飛びつき」の復活。(T_T)。
そういうときには「ダメ」と言えば、ベルにはわかると思うんですが、それがなし崩しになって、「こらぁ、、だめよー（笑）」、、、、、。(-_-)ウーム。これではけじめがつきません。わるい例です。せっかく賢かったのに、飼い主がおバカで、ダメになった例です。

ということで、「飛びつき」の矯正、例によって我が家の場合でした。(^-^)/

２００１/３/１９