Bow-wow!No.5-命令?コマンド?

「お座り!」か「Sit!」か、それが問題だ。(-_-;)



ハムレットほどたいそうなことではないですけど、、
しつけや訓練をするとなると、犬に自分の意志を伝えなければなりません。
意志を伝える方法はいろいろあります。
でも、一般的なのは声による命令、声符でしょう。

で、問題が日本語を使うか、英語を使うか。(別にスペイン語でも中国語でもいいけど)
どっちでもいいようなもんですけど、我が家では少し迷いました。
結局、日本語で教え始めることになったんですが、その理由が消極的。(^^;)

@noriは英語が全くダメ。
で、命令するときに「えーと」と一拍タイミングがずれるんじゃないだろうか?
ベルのははは英語の教員免許を持っているけど久しく英語を発声したことがない。(外国人に話すんじゃないから発音なんか気にしなくていいのに!)。だから「恥ずかしい・・・」。
さらに@noriはベルのははに脅される。『「Sit!(座れ!)」は正しく発音しないと「(糞!)」になるよ』(だから外国人に話すんじゃないの!)。で、「う、それはむつかしい・・」。@noriは簡単に言い負かされてしまったのです。
で、我が家は基本的に日本語命令です。

でも、実際のところ命令は英語の方がきめ細やかでいいですよ。
日本語では「待て」でも、英語だと「STOP」「WAIT」「STAY」と使い分けられるし。
(まぁ、「止まれ」「待て」「動くな(?)」と命令すればいいのかもしれないけど・・)
何かの本で英語の命令の方が犬には聞き易い(わかりやすい)と書かれていたと思います。(うろ覚え)
それに恥ずかしいかもしれないけど、同時にかっこいいかもしれない。さらに犬がそれにびしっと従えばものごっつうーかっこえーに違いない!
さらに、訓練士さんは英語の命令をなさる方のほうが多いと風の噂で聞きました。(^^;)

ですから、これからしつけなさる方は英語を考慮してはいかがでしょう。
(でも、もしかすると我が家が日本語だから英語にあこがれているだけなのかなー・・(^^;))

なんだかんだと書いてきたものの、、英語を薦める最大の理由とは!

ある日の夕方、ベルのははがベルを散歩に連れ出したときのこと。
赤信号の交差点でベルは座って待っていました。
そこへ会社帰りのおじさんが通りがかり、赤信号を無視して道路をわたり始めます。そんなに大きな交差点ではありません。信号無視などここでは良くある光景です。でも、我が家は信号をきっちり守る家族です。
ベルのははは青信号になるのをじっと待っていました。
しかしベルはそのおじさんにつられて立ち上がり車道に降りようとします。

その瞬間、ベルのははが(珍しく)鋭く、「待て!」と命令します!。


ベルは立ち止まります。 

おじさんも立ち止まります。(T_T)。


おじさんは怪訝な顔をして振り返り、それでも赤信号を安全に渡って行ったそうです。

恥ずかしかったとベルのははは申しております。
このことがあってから、英語にしておけば良かったかナー、なんて思うことがあるのです。



現在、ベルは日本語、英語、よくわからない言語等でしつけられています。
日本語でも英語でも犬がその命令を理解すれば良いことであります。
だから「立て!」と命じたら「フセ」をする。「フセ」と命じたら「座る」でもいいのです。
いいのですけど、端から見ている人に「この犬、賢くない」などと思われたら犬がかわいそうですので、やはりある程度、第三者の人間にもわかるような命令を使うように心掛けたいと思います。
「コロン」と命じたらひっくり返るとか、「アップ」と命じたらちんちんをするとか。
なんとなくわかるような命令であるほうがいいですね。

新たな芸を仕込むたびに「何て命令しよー、、」と悩むこのごろです。


2000/06/30

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