Bow-wow!No.2-仔犬の頃−追いかけちゃダメ!

ときおり油断していてベルが門から出ていってしまうことがあります。(^^;)
不注意としか言いようがないのですが、さて、とにかく連れ戻さなければなりません。
これは1才になる前のベルと@noriのお話。



ベルは子犬といえど真っ黒なでっかい犬。
知らぬ人が見れば恐怖の対象でしかない。
一刻も早く、帰還させねばなりません!

しかし、「待て!」といって待つほど、まだしつけはできていないベル。
名前を呼んでも、「コイ」と言っても、素知らぬ振りのベル。
ううう、、、自ら帰ってこないなら連れ戻すしかない!(~o~)

「べるぅぅぅー!」
叫びながら、走り出す@nori!
怖い顔したおとうさんがやってくるのを見て、ひらりと身をかわし、
すたこらさっさと逃げていくベル!
よしっ、裏の路地に回った!挟み撃ちだ!
「おかあさん!裏へ回って!」
抜け道を通って裏へ回るベルのはは!

息を切らしながらベルを追いかける@nori!
ベルが軽やかに走っていく先にはベルのははが!
「よーし!もらった!」
しかし、ベルはベルのははをすり抜けて、さらに裏の路地へ!
どんくさいぞ!おかあさん!(T_T)
泣きそうになりながら、@noriもベルのははの脇を抜けてベルのあとを追います!

ひぇー、いつまで追いかけるのー???もう、ヘトヘト!辛いぞー!

よーし、お腹が減って、おとなしく自分で帰ってくるのを待つか!?
いや、ダメだ!
「おとうさんはボクをつかまえられない。逃げられる!」と、わかったら
ベルは今後も逃げるに違いない!
追いかけてしまったからには、、、、
死んでも、追いかけて、絶対つかまえなければ!!

ベルにしてみたら、最初はおもしろ半分で逃げただけ。
遊んでいるつもりだった。
でも、気がついたらおとうさんが怖い顔して追いかけてくる!
なんだか怖い、危ない、逃げなきゃ!
もしかしたらそんな感じだったかもしれない。(^^;)

しかし、ベルも逃げるのが辛くなってきたようだ!。
はじめとは顔つきが変わってきた、、、。
真剣な目をして@noriから逃げるベル。

逃げ回っても、逃げ回ってもおとうさんが追ってくる。
「おとうさんが怖い顔して追いかけてくるよー、怖いよー」
つかまえられたら何をされるかわからない!
それほどの気迫で追いすがる@nori!(~o~)

「安全な場所は・・・安全な場所は・・・あ!あった!」

ベルはきっとそう思ったのでしょう!
安全な場所!それは我が家でした!
家へ向かってすごいスピードで帰ってきました!
そして家の前の道路で@noriはベルにタックル!
@nori、すり傷、多数!しかし、見事!取り押さえたのです!
あー、しんど。(>_<)

その後は「ダメ!」って叱って、ベルをひっくり返して、
上からのしかかって、家の中に放り込みました。
ベルの方は、まずは水を飲みに行って、
それから@noriにやたらにすり寄って来てましたね。
「もう、怒ってない?怒ってない?」ってな感じです。(^^)



犬が逃げて、呼んでも帰ってこないなら、腹が立ちます。
いろいろ心配して、早くつかまえねばと、焦ります。
結果、追いかけてしまうことになります。
追いかけると@noriと同じ目に遭います。
@noriのやり方は間違っています!マネしないように。
ボクも、二度と追いかけまいとこの日決心しました。(^^;)

と、言うわけで、もし、お宅のWANが逃げ出したときは、決して追いかけないように。
にっこり笑って、おやつかフードを使って、やさしく呼び寄せたほうが、
犬のためにも、自分のためにもいいです。ほんっとにいいです。(^^;)



で、現在のベルはというと、、、、
出ていっても、遠くまでは行かず、「コイ」と言えば、嫌々ながら戻ってきます。
戻ってこないときは、怖い顔してゆっくり近づいていくと、神妙にしています。
「待て」もわかっているので、自分が命令違反しているのを理解しているようです。
こちらの迫力と自分の反省度に応じて、
しっぽをおろすか、フセをするか、ひっくり返るかします。

逃げたベルをどこまでも追いかけたのは、この1回だけです。
今となっては、なつかしい(?)思い出です。(^_-)
(読んでるだけで疲れてきた?ふふふ(^^))

2000/05/8



追記:

逃げないように注意するのは当然ですが、それでも不注意はあるもの。
で、もしも逃げたらどうするか。以下、ベルの場合。
1.名前を呼ぶ。「コイ」をかける。
これで帰ってきたら苦労しませんわね(^^;)。ゆっくりでも、それで帰ってきたなら、たくさん誉めます。
2.「待て」をかける。動きを止めたところをゆっくり迎えに行く。
走っていくとまた逃げるかも知れないので「ゆっくり」近づきます。で、つかまえたら、思いっきり叱りたい気分ですが、ぐっと我慢します。犬がへらへらしてたら、「待て」ができたことを誉めて、連れて帰ります。しゅんとしてたら短く叱って、もう怒ってないことを知らせて、連れて帰ります。
3.それでも逃げたら・・・
恐らく遊び足りないんでしょう・・・(^^;)。おもちゃやおやつなどでつるか、家族で楽しそうにしているのを見せつけます。油断して近づいて来たところをつかまえます。で、マズルをつかんで叱ります。「逃げちゃダメでしょ!」って。(~o~)
昔は3番目をよくやりましたね。今は2番か1番です。楽になりました。(^^;)
でも、交通事故が怖いですから、逃げないようによく注意してやりましょうね。
(2000/05/11追記)

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