南紀串本大島紀行−串本編

我が家が旅行に行くときはいつも突然である・・。

ゴールデン・ウィークの後半に
「串本で釣りを!」という話はあったのだが
GWの初っぱなに和歌山にほど近い深日港へ釣りにいったので
その話は「また、今度」になったはずであった。

しかし、その日の午後、職場に電話がある。
「かつクンが行きたいって・・」
ひゃぁ〜!

大島の向こうから日が昇る

串本港の夜明け。向かいの大島から日が昇る。
昔はこの港から巡航船が発着していた。本日は波高し!

5月2日(木)午後11時40分、大阪高石市を出発。
この時間なら明日からゴールデン・ウィークだが渋滞に巻き込まれまい。
と、思いつつ阪和自動車道に向かうと北行きはすでに12キロの渋滞。
げげ、こんな時間なのに。みな、考えることは一緒なのね。
幸いにも、南行きのクルマは少ない。よ〜し、走るぞ!

途中、若干、渋滞するもたいしたことはない。
速いペースで走るステップワゴンの後ろについて快調に走る。
串本に到着したのは午前3時10分。
ベルにトイレをさせて、仮眠する。

目が覚めると夜明け前、5時頃だった。
海を見ると港内には白波が立っている。風がことのほか強い。
ここでは釣りは無理だと判断。先に名所を巡ることにする。

串本観光マップ

橋杭岩の駐車場にあった観光マップの立て看板。

■橋杭岩にて
夜明けの橋杭岩
・昔、弘法大師と天の邪鬼が夜のうちに串本から大島に橋を架ける競争をしたそうな。 ・弘法大師はおおきな岩を海に投げ入れて橋杭にしていったそうな。 ・それを見た天の邪鬼は競争に負けると思って、タイムアップの朝を告げる鶏の鳴き真似をしたそうな。 ・弘法大師は夜が明けたと勘違いして、橋杭はそのまま残されたそうな。(いくつかの伝説のうちの一つです)

記念撮影。こりゃ、ベル。こっち向かんかい 後ろから波が来たときに撮りたかったんだけど・・ 遠近感がないので橋杭の迫力が伝わらないなぁ まさしく奇岩です。
橋杭岩の近くでの記念撮影!ベルがあっち向いてますけど・・ 干潮時だったので橋杭岩のすぐ近くまで行くことができました。 これはかつクンのリクエストで撮った写真。 自然の造形といいますが、確かに不思議な形です。

■望楼の芝生(潮岬)
だだっ広い芝生。ただし、風は強い! さて、今度は本州最南端
潮岬にやってきました。
ここは「望楼の芝生」。
地名の通り広い芝生が。
ただ、ここは風が強い!
キャンプは林の近くじゃないとできません。芝生中央部はキャンプ禁止です。
テントを張っても良いのは林のある一角だけ。で、ないとテントが風で飛ばされてしまう。
後ろの磯がふしぎなんですよね。バックしながら見ると迫ってくるように見える・・ いざ、波打ち際まで! 落石があるのか〜 もっと下がれば、波の大きさがよく分かるのだが。かつクンが太平洋に持って行かれたら困るので・・
水平線は視界の端で微妙に湾曲していて、地球が丸いことを実感できます。 海岸に降りていく道がありました。波打ち際までいくぞ〜 落石注意の看板。結構、急な坂が続きます。 激しい波!風で吹き飛ばされそうなかつクン。

写真にシャープネスをかけたら迫力がなくなってしまった。二歩後ろに下がれば、7,8メートルのがけの下です。 さぁ、もどろう 本州最南端なのだ〜 潮岬灯台をバックに記念撮影
う〜ん、写真ではもう一つだな。結構高い磯の上まで上って撮ったのに。迫力不足。 かつクン「はぁ。また登らなあかんのか」トップを歩くベルは時折振り返って、みな来ているか確認していました。 本州最南端の証拠写真。
後ろの売店では証明書を売ってました。200円。
で、後ろに見えるのは潮岬灯台です。潮岬灯台の駐車場は300円取るので、望楼の芝生からの撮影です。
2002/5/3撮影

懐かしき我が青春の串本駅。まさか犬連れで来ることになろうとは。

串本は@noriが小学生、中学生の頃、
釣りで何度か訪れた思い出深い土地。

変わったところ、変わらぬところ。
いろいろ話しながらの旅行である。
25年の歳月が妙に@noriをわくわくさせるのであった!

今から思えば串本海中公園も行きたかったな。
まだ、行ったことがないので・・。(^^ゞ


Last updated: 2002/05/20
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